Tinder(ティンダー)では規約に触れた場合に、アカウントの停止・永久凍結になることがあります。
原因は複数あるので、原因を知ってアカウント復活できるか知りましょう。
作り直しをする時も注意が必要です。
まずは、あなたのTinderアカウントがなぜ停止されたのか解説していきます。
背景を把握していなければ、もし今後Tinderを使えるようになっても同じようにアカウント停止になる可能性があるので、原因を正しく理解しましょう。
具体的な原因は次の通りです。
- 著作権違反・プロフィールに拾い画像を使っている
- 複数アカウントの保有
- 自動化ツールの利用(スパム行為)
- 相手を不快にさせる言動(通報された)
- 成りすまし・別人の写真を使っている
- 未成年者の写真を利用「子どもの頃の写真」は盲点
- 個人情報の記載・SNSのIDなどを載せている
- 性的・暴力的なコンテンツの掲載
- 2年間ログインしていない
- 宣伝・勧誘
- (その他)詐欺行為、売春行為
Tinderのアカウントが停止される原因【可能性が高い順に紹介】

Tinderはコミュニティ規則に「Tinderで守るべきルールについて例外や特例はありません」と記載があるように、規約に抵触してしまった場合、有料会員・無料会員問わずいかなるユーザーであってもアカウント停止処置が下されます。
著作権違反。プロフィールに拾い画像を使っている
Tinderのプロフィールにアニメイラストなど著作権を持たない画像を使っているケースです。
ツイッターやLINEのアイコンにネットで拾った画像を設定することも多く、著作権に関する意識が希薄な人も少なくありませんが、Tinderでこれをやってしまうとコミュニティガイドライン違反となります。
第三者によって著作権や商標が保護されている画像をプロフィールに設定している場合、「著作権および商標の侵害行為」とみなされ、ペナルティの対象となります。
普通に使っていたのに「あなたのTinderプロフィールは、利用規約に違反する行為があったために利用停止になりました」という記載とともにアカウント停止になった場合、著作権違反の可能性が高いです。
複数アカウントの保有
Tinderは複数アカウントの保有を禁止しています。
同じ電話番号で複数アカウントを作成しようとすると、一発でアカウント停止となります。
よくあるのが「別端末で再ログインしようとした際、間違えてアカウント作成を選択してしまった」というケースです。
- Tinderアプリの挙動が変
- アプリを再インストールorWEBからログインした
- 最初の画面でアカウント作成を選択してしまい、気づかずに電話番号を入力してしまった
このように、複数アカウントを保有するつもりがなくても、システム側に違反行為として認識されてしまうこともあります。
自動化ツールの利用(スパム行為)
自動化ツールの利用がコミュニティガイドラインの「不正使用」に抵触してしまっているケースです。
自動化ツールとは、Tinderでマッチングを量産するために自動で右スワイプをし続けるというもので、人力で操作しなくても大量のLIKEを送ることができます。
ただこのツールを1日中起動させ続けるなど、明らかに不自然な挙動をするアカウントとしてTinder側に検知された場合、スパムとみなされてアカウント停止の対象となります。
最近では、人の手でスワイプしているように見せかけるために、スワイプしない時間を設定したり不規則な秒数でスワイプする高度な有料ツールもあるようですが、いずれにせよ規約違反なので、利用しない方が賢明です。
その他、メッセージの自動送信や、サードパーティアプリ(Tinderの認可を受けていない第三者開発のツール)も禁止されています。
相手を不快にさせる言動(通報された)
アカウント停止の原因の多くは、不特定多数のユーザーからの通報です。
プロフィールに問題がない場合、何かしら相手を不快にさせるメッセージを送っている可能性があります。
Tinderのコミュニティガイドラインでは、次のようなものは禁止行為とされています。
- 一方的に性的な内容や不快感を想起させる内容を送りつけること
- 他のユーザーに対し暴言や誹謗中傷を行う
- 直接的、間接的に第三者のTinder利用を妨害、毀損する行為や、他人にそのような行為をけしかけること
- Tinderに掲載されている個人情報を、Tinder以外の場所に公開すること
- そのほか、ストーカー行為や脅迫、いじめ、威嚇など
Tinderは遊び目的で出会い系のように使用されるイメージがあることから、特に(1)に該当するメッセージを送る男性も少なくありません。
しかしTinderはあくまで建前上は「恋人や友達探し」を目的としたアプリであり、あからさまに性的な関係を示唆するメッセージは規約違反となっています。
またTinderではヘイトスピーチも厳しく禁止されており、人種や民族、宗教団体への所属、身体障害、性別、年齢、出身国、性的嗜好、ジェンダーに関する差別的な発言はペナルティの対象です。
本人は悪気なく使っている言葉でも人によっては差別的に捉えられている可能性もあります。
例えば「トランスジェンダーの方はNG」のような表現もヘイトスピーチに該当します。
成りすまし。別人の写真を使っている
他人の成りすましもコミュニティガイドライン違反となります。
著作権違反の項目とも重なりますが、有名人やインスタグラマーの写真を掲載するのも対象です。
ネット上では、別人の写真を使ってマッチを集めてスコアを上げるといった手法を解説している人もいますが、通報されかねないのでハイリスクです。
別人の写真を使って会うなどした場合、会った相手からの通報によりアカウント停止になることもあります。
未成年者の写真を利用。「子どもの頃の写真」は盲点
TInderでは未成年者の写真の利用も厳しく取り締まられています。
コミュニティガイドラインによると「未成年が保護者の付き添いなく写っている画像」は禁止されており、たとえ自分の昔の写真であっても同様です。
マッチングアプリで自分の子どもの頃の写真を設定している人も少なくありませんが、他のアプリなら登録できていてもTinderは一発アウトとなります。
個人情報の記載。SNSのIDなどを載せている
Tinderでは個人情報の記載は禁止されています。
そのため、Twitterやインスタグラム、LINEのIDを記載している場合、ペナルティの対象となります。
アカウント停止にならない場合でもトラブルの元になるので、やめておきましょう。
性的・暴力的なコンテンツの掲載
性的な写真やヌード、ポルノなどの内容もアカウント停止の対象です。
プロフィールに登録する写真については、公の場にふさわしいものを選ぶようガイドラインに記載されています。
また、暴力的な内容や生々しい動画・写真、不快感を抱く可能性のあるコンテンツは、載せないようにしなければなりません。
よくあるケースが、映画やアート作品の画像を設定してしまっているケースです。
2年間ログインしていない
最終ログインから2年経過したTinderアカウントは削除されます。
「昔は使えていたのに久しぶりにログインしたらアカウントが消えていた」という場合は、こちらのケースが多いです。
宣伝・勧誘
イベントやボランティア、政治活動などに関する勧誘も、Tinderでは禁止されています。
マルチビジネスや宗教活動も同様です。こちらも通報が相次いだ場合は、アカウント停止になります。
(その他)詐欺行為、売春行為
ほとんどのユーザーは該当しないかもしれませんが、一応補足しておくと、詐欺行為や売春行為などもペナルティの対象となっています。
Tinderをいわゆる出会い系サイトのような形で援助交際目的で使っていたり、金銭の授受が発生するようなやり取りをしたりするとアカウント停止になります。
Tinderのアカウントが停止になったらどうなる?

Tinderのアカウントが停止になった場合、結論からいうとそのアカウントは二度と使えなくなります。
- 電話番号でログインできない
- データベースに情報は残る
- やり取り中の相手画面から消える
- 有料プランの途中返金はされない
電話番号でログインできない
Tinderはどのようなログイン形態であれ、最初に電話番号の登録がおこなわれます。
アカウントが停止されると、紐づいていた電話番号でのログインはできなくなります。
ブラックリストに入るというイメージです。
データベースに情報は残る
Tinderのアカウントが停止になった場合でも、アカウントに関する情報はデータベースに残ります。
アカウントに関する情報が完全に抹消されるわけではありません。
これは違反ユーザーが再登録できないようにするためです。
とはいえ、アカウントにログインができなくなるので、利用者から見ればアカウント削除と同じ状態です。
アプリを消してインストールしなおしても、ログインはできません。
やり取り中の相手画面から消える
停止となったアカウントは相手画面から消えてしまいます。
マッチ解除をしたのと同じような状態です。
アカウント停止されましたといった表示がでるわけではないので、相手に気づかれることはありませんが、再び連絡を取ることもできません。
有料プランの途中返金はされない
有料プランに加入していてアカウント停止になった場合、まだプランの途中期間だったとしても残念ながら返金は一切されません。
残り日数分が返ってくることはないので、諦めるしかないでしょう。
一つ注意すべきなのが、返金されないにも関わらず、自動課金は継続するという点です。
AppleStore / GooglePlayStoreからサブスクリプション契約をしている場合、解約手続きをおこなわないと、Tinderを使えないのに毎月請求されるという状態になってしまいます。
有料会員の場合、アカウント停止に追い込まれたら、何よりもまず有料プランの解約手続きをおこないましょう。
- iPhoneホーム画面の「設定」をタップ
- Apple IDをタップ
- 利用規約下の「サブスクリプション」をタップ
- Tinderのアイコンを選択し、「サブスクリプションをキャンセルする」を選択
- Google Play ストアを開き、「アカウント情報」をタップ
- 「定期購入」をタップ
- 「Tinder」を選択
- 「定期購入の解約」をタップ
Tinderアカウントが停止になった場合、解除・復活は不可能

Tinderでアカウントが停止になった場合、運営側のミスでない限り、同じアカウントの停止解除・復活は不可能です。
Tinderはカジュアルな出会い向けのアプリで緩い雰囲気と認識している方も多いですが、実はマッチングアプリの中でもかなり運営体制が敷かれています。
- 時間が経っても解除されることはない
- 問い合わせも期待できない
時間が経っても解除されることはない
Tinderのアカウント停止は、永久凍結といったイメージです。
他のマッチングアプリだと復活するケースもあるのですが、Tinderはどれだけ時間が経ったとしても解除されることはありません。
またペナルティ警告のような事前予告なく、いきなり停止処置が下されます。
問い合わせも期待できない
Tinderに設置されたヘルプページからアカウント停止について相談することもできます。
しかし解決する可能性は限りなくゼロに近いでしょう。
おそらく「利用規約またはコミュニティガイドラインに違反している」という回答が返ってきて、それ以上の詳細は教えてくれません。
ネット上でアカウント停止されたユーザーを調べてみましたが、問い合わせで解決した人は見つかりませんでした。
電話番号を変えたくらいでは意味がない

再ログインができない以上、一度アカウントが停止されたなら再びTinderを利用するには、アカウントを作り直すしかありません。
しかしここでもTinderの厳格な運営体制の影響により、例えばTwitterのような気軽さで複数アカウントを作ることはできません。
Tinderではどのようなログイン方法であれ、登録時に電話番号の紐づけがおこなわれます。
アカウント停止になったとしても、「電話番号さえ変更すればいいのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、電話番号を変えたとしても、アカウントの再作成は不可能です。
公式には発表されていませんが、Tinderは以下の要素で以前の違反ユーザーを検知していると考えられています。
- 電話番号
- 端末のIPアドレス
- アプリインストール元のID(AppleID / Googleアカウント)
- wifi情報
電話番号
説明した通り、違反ユーザーの電話番号はデータベースに残っているので検知されます。
端末のIPアドレス
スマホ端末に割り当てられる住所のようなものです。
端末のIPアドレスもデータベースに残っていますので、分かりやすく言うと「今使っているスマホでは、Tinderは二度と使えない」ということです。
アプリインストール元のID
アプリインストール元のIDも紐づけられており、iPhoneの場合はAppleIDが、Andoroidの場合Googleアカウントが同一であればシステムが検知されます。
wifi情報
Wi-Fi端末のIPアドレスも対象に入っていると言われています。
要するに、自宅のWi-FiにつないでTinderを開くと「過去に同じWi-Fi経由で登録していた人だ」とバレてしまうということです。
アカウント復活には、「端末」「電話番号」「Apple / GoogleのID」を変えてアカウントを作り直すしかない

要するにTinderを再び使うには、スマホを買い替えて、電話番号を取得しなおして、新たにAppleID/Googleアカウントを作り直してからアプリをインストールする必要があるのです。
そして自宅のWi-Fiにつながずに利用どれか一つでも前の状態のままだと、仮に登録できても数日以内にアカウント停止となります。
上位の内容を踏まえると、次のような方法が一番現実的かと思われます。
- 格安SIMの契約で新しい電話番号を取得
- メルカリなどで格安のスマホを購入する
- 新しくAppleID / Googleアカウントを作り直す
- Wi-Fiではなくモバイル回線につないだ状態でアプリを起動する
- 以前の画像は使わない
しかしこの方法も確実とは言えません。
というのも、Tinderが違反ユーザーを検知する仕組みは、年々厳しくなっていっているからです。
このため、数年前の裏技のようなものは、2023年時点ではほとんど使えません。
ネット上には「電話番号取得アプリ」を使うといった方法が紹介されておりこともあり、海外の電話番号を取得すれば再登録できるといった説明が添えられていますが、復活には至りません。
数年前まではできていた復活方法が、今では使えないという事例も多いです。
このため、前述の方法も確実ではなく、仮に再登録できたとしても、新しい検知条件によって、再びアカウントが停止される可能性もあります。
また、前と一緒の写真は利用しないようにしましょう。
アカウント停止になったらTinder以外のマッチングアプリを使うべき
Tinderのアカウントが停止された際の最終結論としては、別のアプリを使うのが賢明です。
「無料で使える」ということでTinderにこだわりがある方もいると思いますが、前述の方法では新しい端末代や格安SIM代がかかりますし、それでも再びアカウント停止になればそのお金も無駄になります。
であれば、月額料金がかかったとしても最初から別のアプリを使う方が賢いやり方と言えるでしょう。
とはいえ「極力お金をかけたくない」「恋活や婚活ではなくて、もっとカジュアルなアプリが良い」というのが本音かと思います。
Tinderのアカウント停止に関するよくある質問

Tinder利用者によくある質問をまとめました。
Tinderに警告や一時的なアカウント停止期間はありますか?
ありません。Tinderは事前警告なしに突然アカウントが停止されます。
アカウント停止の理由が明かされることはなく、ヘルプページからの問い合わせによる復活もほぼ不可能です。
運営のバグでアカウントが停止されることはありますか?
ほとんどありませんが、中にはそういったケースもあるようです。
ええええー、BANされてたTinderアカウント復活してる
バグだったのかな?
私は1日でスワイプしすぎて機械疑われたと思ってたけど
どうだろうか?
マッチした人もそのまま残ってる引用元:X
ですが「身に覚えがない」という場合でも、たいていはコミュニティガイドライン違反をしているケースがほとんどです。
アカウントを作り直したら、過去にマッチした人ともう一度マッチできますか?
残念ながらできません。
同一のアカウントを復活させるのは不可能です。
もし新しいアカウントを作れても、再びマッチするまでスワイプし続けるしかありません。
Tinderアカウント停止(凍結)・解除方法のまとめ

Tinderのアカウント停止の原因と対処法について解説しました。
「何もしていないのにアカウント停止になった」という方は、著作権違反のように自分でも気づかないうちにコミュニティガイドライン違反をしてしまっていることがほとんどです。
アカウント停止になると電話番号などのデータなどが残りますので、再ログインは不可能となります。
再度アカウントを作り直すなら、以下の手順が現時点では一番現実的です。
- 格安SIMの契約で新しい電話番号を取得
- メルカリなどで格安のスマホを購入する
- 新しくAppleID / Googleアカウントを作り直す
- Wi-Fiではなくモバイル回線につないだ状態でアプリを起動する
とはいえコストがかかるうえに確実ではないので、アカウント停止になったら別のアプリを使うべきというのがこの記事の結論となります。